株主の皆様へ
平素は格別のご支援を賜り厚くお礼申し上げます。当社は第121期(平成28年4月1日~平成29年3月31日)を終了いたしましたので、その概況についてご報告申し上げます。
当連結累計期間における日本経済は、序盤は円高と株安が進み景況感が悪化しましたが、その後は景況感も次第に上向き、企業業績の改善が続いて、結果として各四半期ともプラス成長となりました。
このような状況の中で当社グループは、海外事業が引き続き好調を維持、国内では米麦袋の減少を補う新規受注の獲得や、原価低減に努めた結果、前年比で若干の減収でしたが増益の結果となりました。
連結売上高は19,990百万円で前期比78百万円の減収でした。損益では、売上総利益率の向上で、営業利益1,195百万円(前期比96百万円の増益)、経常利益1,298百万円(同118百万円の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益868百万円(同43百万円の増益)となりました。
セグメントの業績を示すと以下の通りであります。
① 重包装袋 売上高 13,035百万円 前年同期比 +1.2%
② フィルム製品 売上高 3,451百万円 前年同期比 △4.7%
③ コンテナー 売上高 1,738百万円 前年同期比 △9.5%
④ 不動産賃貸 売上高 263百万円 前年同期比 +3.4%
次期につきましては、このまま企業収益の改善が続いて個人消費の拡大につながり、本格的な景気浮揚になっていくのかどうか、見通しにくい状況にあります。
引き続き、グループ全体での営業活動を強化するとともに製造環境を整備して、技術力と長年の間に培った顧客との信頼関係を基礎に、取引の拡充と適切な利潤の確保に努めて
まいります。